日本の歴史から学ぶ、日本人の精神性

日本人のアイデンティティーを説明するのに神道を抜きに語れない

神道2

加納聖士です。

皆さんが外国人との話の中で、もしくは私たち日本人同士でも「あなたにとっての宗教は何ですか?」と質問された場合、何と答えますか?

中には「私は仏教です」と答える人もいるでしょう。
しかし、もっとも多いのが無宗教と答える人だと思います。

ですがそれは、西洋人、特にキリスト教国の人からすると、驚きと軽蔑でもって受け止められます。

それは宗教なくして何を規範として生きているのか、ということ繋がるからです。
しかも、それがいかにも野蛮人のように、未開人のような言われ方をします。

しかし安心してください!
日本にも古来から神道という宗教があります。

そこで今回は私たち日本人を知るために、日本人の精神思想の原点にある「神道」について説明していきたいと思います。
一読していただければ「日本人にとっての宗教は何か?」という問いに答えることができると思います。

日本の宗教は神道からはじまった

日本にも古来から神道という宗教がありました。
ただし、宗教といっても西洋のようなキリスト教やイスラム教、ユダヤ教のような人間を神とする一神教の教祖をもった形式とは違います。

日本の宗教は「神道」から始まり、聖徳太子の時代の6世紀に「仏教」が入ってきました。
そして神道のよいところを残しつつ、仏教の考えをブレンドします。

神道

さらに16世紀に「キリスト教」 が入ってきたときも「神仏」のよいところを残しつつ、キリスト教の考えをブレンドしていったのです。

このように日本人は排他的にならずに、異質なものを従来のものと混在させ、より良きものを作り出す能力に長けています。

自然を崇拝してきた日本人

日本には昔から太陽神がいました。
神さまの名前でいえば天照大神、女性の神様です。

私たちの国、日本列島において太陽というのは、生活のすべての恵みの元でした。
春夏秋冬、太陽があるから、お日様があるから私たちは生きていけます。

お天道さまは常に私たちを見ている、という絶対のものを太陽に置いていたのです。
しかし太陽はものを言わないから、その姿を変えたのが天照大神ということです。

その流れでいきますと、何も太陽だけではなく、山も、川も、木も、何でも神様になりました。
たとえば富士山を神として拝んでいるのが浅間神社です。

神道3

また大きな岩とかも拝んだりします。
すなわち、人間以上の偉大な自然を日本人は崇拝してきたのです。

これは南米のインカ帝国の文化と基本的に同じです。

この日本人の考え方を『自然崇拝』と呼びます。

日本的な神道思想がこれからの世界で必要となる

自然を崇拝する、自然に感謝する、自然に祈りを捧げる。
これが案外これからの21世紀をリードするキーワードになるかもしれません。

キリスト教なり、イスラム教なりのゴット(神)は、人間を絶対者としています。

つまり自然を絶対者とみていないのです。

ですから、西洋の登山家は「山頂を征服する」と表現しますし、あくまでも自然とたたかう思想が西洋文明にはあります。

しかし日本では、仏教でも自然とたたかうという思想はありません。

自然と調和する、自然を生かしていく。
ですから日本は森のなかに神社を造ったり、お寺を造ったりしても、必ず全部木を植えました。

神道4

ところがヨーロッパの教会は森林を伐採して造ります。
むかしは畑、今は町のなかに造ります。

21世紀は「人間と自然、地球と調和する」というのが一つの大きなテーマになるはずです。

それらを考えた場合、21世紀は、日本的な神道思想、もしくは神仏思想というものが世界でも必要となるのかも知れません。

祖先崇拝

神道を語る上でもう一つ大切なことは、『祖先崇拝』といって先祖を大切にする考え方です。

日本人は、昔から祖父母から親、親から子、子から孫、孫からひ孫といったように命は連綿としてリレーしていく、バトンタッチされていくという考えがありました。

神道5

つまり、自分の肉体が滅びても、自分の命・精神は、自分たちの子供を通じて孫に伝わる。
同時に孫からいえば、自分の魂には祖父母の魂が入っていると思っていたのです。

そのため自分の命や魂は、子孫へ永遠に引き継がれていくと信じていました。

もともと西洋でも東洋でも宗教というのは永遠の命を求めます。

ですがその命の求め方が、キリスト教やユダヤ教では天国とかパラダイスという世界のことを指すますが、私たち日本人の場合は具体的に子孫にその命を求めてきたわけです。

ですから子どもが大切で、血を絶やさないことが最大の努めでした。
そのため、どうしてもの時は、養子を取ってでもかならず存続しようとしてきたのです。

死んだ人間でも神になれる

もう一つ、日本人の考え方で大切なことは、死んだ人間でも、世のため人のために尽くせば神様になれるということです。

このことを西洋人に話をしたらさぞかしビックリするでしょう。
なぜならば西洋人にはまったく考えられない考え方だからです!

そのため戦国を統一した織田信長も、豊臣秀吉も、徳川家康も神社になって祀られました。

東郷平八郎も神様、野口神社、乃木神社、台湾に「鳥山頭ダム」を造った八田興一もそうです。

つまり国を守ってきた偉人や、多くの人々を救った偉人が、神となって子孫の繁栄を願ってきたのです。

ですから西洋の神のような絶対者(一人)でなければならないという考え方はありませんでした。

ここではじめて八百万の神という考え方が出てくるのです。
つまり日本人は目に見えない800万もの神様が、自分たち家族を守ってくれていると信じていたのです。

だから日本は昔から「神々の国」と言われてきたのです。

まとめ

『神道』の考え方は、この『自然崇拝』と『祖先崇拝』を合わせられたものです。

だから日本人を語る上で重要なことは、自然と祖先を大切にして、あらゆる神々に守られて生活をしてきた民族だということです。これが他の国と違う、私たち日本人の精神文化の大きな特徴です。

日本は四季があり、常に自然と共生する意識の中から、自然こそ神と崇めるDNAがあります。

日本の四季

しかも自然の美や、脅威さえもすり込まれていて、人間の力では到底及ばないもの=神という図式なのです。

ある本によりますと、晩夏の虫の羽音は日本人やアジア人しか心地よく感じないそうです。
西洋人は、只の雑音に聞こえるそうです。

このようにワビや風情を感じ取ることの出来ることも、日本人の特徴の一つなのです。

今を生きる私たちは先祖から流れる大和ごころを大切に継承していきましょう。

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