日本の歴史から学ぶ、日本人の精神性

ミッションを作ろう!ゴールは20文字以内、短ければ短いほど記憶に残りやすい

ミッションを作る

加納聖士です。

事業をはじめるとき自分自身のブレない軸を持つことは大切です。
なぜならミッションは自身の中心軸だからです。

今回は、なぜミッションが必要なのかを述べたあと、具体的なミッション作成のポイントについて書いていきたいと思います。

ミッションとは

ミッションとは「会社が存在する理由」であり、「会社が目指す究極のゴール」を明確にすることです。

ビジネスというのは人の役に立たないと成り立ちません。
それを必要な人がいて、その人の困りごとやニーズを解消するから仕事になります。

ですからまず「何をすることで社会の役に立とうとしているのか?」の「存在意義」を明確にしないといけません。

会社というのは社会から特定の価値や解決策を提供することを任されています。
花屋さんは花を提供することを、飲食店は食事を提供することを、周辺の社会からその役割を任されています。
その役割を社会性を持って強く意識した時、それは「使命」になります。

自分以外の誰からのために役に立つことをすることが仕事であり、その集合体がビジネスです。
ですから、会社は社会の公器であり社会課題を解決する存在でなければならないのです。

事業コンセプトを作るときはミッションを書き出す

ミッション6

事業コンセプトをつくる際、ミッションを明確にします。
なぜならコンセプトの根底には、この事業にかける経営者や事業責任者の強い信念が含まれていることが大切だからです。

信念とは、あなたがその事業を通して、どんな社会を実現したいと思っているか
の答えです。

人には必ず、社会の中で果たすべき役割があります。

事業をはじめるにあたって、”あなたが果たすべき役割=ミッション”とは何かを見つけてください。

もしかしたら、自分は家族の生活のために儲かる事業を考えているだけだ、という方もいるかもしれません。
しかしそれでも、数ある事業の中からあなたがそのビジネスを選んだ理由が、必ずあるはずです。

その理由こそ、あなたがこの世で成すべき何か、つまりあなたのミッションなのです。
ミッションを考えるときは、次のような問いかけをするとよいでしょう。

1. 自分が実現したい理想の世の中はどんな社会か?
2. 人生で、一番大切にしているものは何か?
3. 人生で、一番失いたくないものは何か?

言語化すると頭が整理されます。
三つの問いかけをして己を知ることからスタートさせましょう。

ミッションを明確にしておけば、判断に迷うことはない!

ミッション5

新商品を開発したり、新しい店舗を借りたり、採算の合わないサービスを停止したり・・・
事業を動かしていくということは、判断と選択の連続です。

選択に迷ったとき、ミッションを明確にしておけば、判断に迷うことはありません。
たいていの悩みは、目先の利益とミッションのどちらを優先するべきかで揺れ動くところに原因があるからです。

近年、ミッションを無視して、目先の利益を追求したがために、お金だけでなく、信用というかけがえのない財産を失ってしまう企業が後に絶ちません。
人は往々にして自分を失い、判断を誤るものです。

そのためにも、まずミッションを明確にしておくことが大切です。

次に、この2つの会社を比較してみてください。
あなたが顧客だったら、どちらの会社から買いたいですか?

自分の事しか考えていない会社」VS「社会の役に立とうとしている会社

価値が同じであれば、自分の事しか考えていない会社から買いたい人は少ないと思います。
単純なことですが、会社が自己中心的か利他的なのかは滲み出てしまうものです。

ですから自己中心的な会社は誰からも選ばれなくなってしまうのです。

そもそも自己中心的な人や集団が、人の役に立たないといけないビジネスを継続することは難しいでしょう。
経営とは社会との関わりをつくる活動である以上、社会性は大切であり続けることなのです。

人は自分のためだけに働くよりも他者や社会のために働く方が力を持続できるものです。

ミッションの効果

ミッション4

起業して間もない会社が、「社会的な使命」を掲げても意味がないと思う人もいるかもしれません。

社会のことよりも、まず自分のこと」を考えるべきだと思う人も多いでしょう。
それはそれで悪いわけではありません。
自分のことを考えることも大切です。

しかし、自分のことだけを考えていたら成り立たないのがビジネスです。

あなたは自分のためだけに商品をお客様に売りますか?
顧客は自分自身が得するからこそ商品を買うのです。

だから、お客様や社会の得することを提供しないとあなたの商品やサービスは売れないのです。
ですからミッションを揚げることは意味があるのです。

ミッションには現実的な効果がある

実際、ミッションには現実的な効果があります。
ミッションを持つことと収益性には大なり小なり関連があることが分かっています。

ある会社がミッションを持つ会社と持たない会社の収益差を調査しました。
収益差は何倍あったと思いますか?

「1.76倍」です!!

これは黒字企業だけの比較なので赤字企業を含めて考えると、その差はもっとあると考えられます。

また売上規模とミッションの関係を調査した結果もあります。
売上2.5億円以上でミッションを持つ会社が47%であったことに対して、売上30億円以上でミッションをもつ会社は76%もありました。

ミッションを掲げることは建前やお飾りではなく効果もあるということです。

社会性と収益性は相容れないと考える人も多いと思いますが、「社会性と収益性」は両立できるのです。

それが経営という活動の素晴らしい一面です。
社会の役に立つことをしながら収益もあげるという醍醐味を、多くの経営者に味わってほしいと思います。

あなたは誰を喜ばせたいか?

ミッション3

ミッションを作るときに考えなければならないことは、それは誰のためのミッションなのかを明確にすることです。
あなたは誰の役に立ちたいのか?と考えるのもいいでしょう。

あなたにとってたった1人の理想のお客様を具体的にイメージします。

「具体的に」とは、たとえば銀座4丁目の交差点で呼びかけたときに、自分のことを呼ばれたのかしら、と振り向いてくれる程度の絞り込みという意味です。

この場合、「丸の内で働いているOL」では、まだ不十分です。

丸の内で働いている30代のOLで、結婚している人
丸の内で働いている30代のOLで、結婚して小学生の子供がいる人

かなり絞られてきましたね。

丸の内で働いている30代のOLで、結婚して小学生の子供がいるが、その子がアトピーで悩んでいる」。

ここまでくると、商品の安全性に対して敏感で、なおかつ経済的にも恵まれている若いお母さんというターゲットが明確になります。

ミッションを定めるとき、ここまで絞りこむことです。
誰からも好かれる商品は誰からも支持されない商品になってしまいます。

なぜ、顧客はその商品を喜んでくれるのか?

ミッション2

ある商品やサービスが顧客に受け入れられるかどうかを決める要素は、次の3点です。

1. ターゲットはその商品の価値を感じることができるか?
2. ターゲットがその商品に、好感を持てるか?
3. ターゲットを喜ばせることができる根拠は明確か?

特に近年のような不景気な時代にあっては、人々はホントに必要なものしか買いません。
すなわち、お客様は自分にとって価値がある(と思われる)ものにしか、財布を開かないということです。

したがって、あなたの理想のお客様が「これは私のための商品だ」と気づけるように、あなたの会社の商品やサービスが、ターゲットに対してどんな価値をもたらすのか、メリットの部分をわかりやすく表現したものでなければなりません。

そこで、あなたの商品やサービスが、ターゲットにとって、どのような価値があるのか考えてみてください。
ターゲットは何を期待して、あなたが提供しようとしている商品やサービスを利用するのか?
または、ターゲットが自社の商品やサービスを利用するとき、何を感じ、どのような反応を示すのか?
さらにターゲットは、あなたの商品やサービスを利用したあと、どのように行動し、また変化するのか、などについて想像力を働かせてください。

ここで大切なのは、ターゲットの思考回路や行動パータンを、あなたが手にとるように把握できているかということです。

もしターゲットの期待する本質を理解できていなかったり、読み間違っていたりしたら、どんなに優れた商品を開発したとしても売れません。

その意味でもまずはあなたの”顧客を知ること”が大事です。
なぜあなたのお客様は喜んでくれるのですか?
今いるあなたの大切なお客様に直接、尋ねてみてください。

あなたのお客様は何に困っているか?

ミッション1

ターゲットのメリットを理解するためには、反対に彼(彼女)は、現在何に対して「不便」を感じているのかを考えるのも効果的です。

不便以外にも、不満、不快、不安、不都合、不足、不幸、不信、不健康、不当、不毛、その他「不」のつく言葉を思い浮かべます。

これから売り出そうとしているあなたの商品やサービスは、ターゲットが感じているこれらのネガティブな状況を解消することはできるだろうか、と自問自答してみます。

これらのネガティブ感情がプラス感情に変化するときこそ、あなたのターゲットが商品やサービスにメリットを感じる瞬間なのです。

なぜ、顧客はあなたから買いたくなるのか?

ミッション

あなたの会社の商品が、世界に唯一のものでない限り、市場にはたくさんの類似品や代替え品が出回っています。

その数多くの商品のなかから顧客はなぜあなたから買いたくなるのでしょうか?

人がある商品を選ぶか、選ばないかは、値段や品質などの確固たる基準よりもむしろ、「何となく好き」という、あいまいであやふやな、基準とも言えない根拠に基づいていることのほうが多いかもしれません。

デザインがおしゃれ、小さくてかわいい、色が好き、雰囲気が優しい、美味しそうに見える、ネーミングがかっこいいなどの感性は、ときとして人々の購買行動に決定的な影響を与えます。

つまるところ、顧客はあなたの商品が持つ感性、もっと言えば、それを提供したあなたの感性に惹かれて、あなたの商品を購入するのです。

ターゲットは何を求めて、自社商品やサービスを利用するのか(顧客のメリット)と同時に、ターゲットがあなたの商品のどこに好感を持つのか、検討しなければなりません。

なぜ、あなたは顧客を喜ばせることができるのか?

最後に、なぜあなたは顧客にそのメリットを与えることができるのか、しっかり伝えなければなりません。

その根拠を示すことができなければ、顧客は安心して商品を購入することができないからです。
具体的には、あなたの持っている知識や経験、ノウハウ、資源、技術、スキルなどについて、他社と比べてどこが優れているのか、をアピールします。

一言で言うと、あんたの「強み」は何か、ということになります。

強みと言っても、大げさなことを考える必要はありません。
誰でも一つぐらい、他人には大変だけど自分には簡単にできることがあるはずです。
意識や努力をしなくても簡単に出来てしまうことがあなたの強みです。

ミッションのつくり方

ミッション8

それでは実際にミッションをつくっていきましょう。
その方法は、「ミッション6段構え」です。

【ミッション 6段構え】

1. あなたのターゲットは誰か?(具体的に絞り込む)
2. そのターゲットの深刻な困りごとは何か?
3. その困りごとの解決方法は何か?
4. なぜあなたはその困りごとが解決できるのか?
5. ターゲットがあなたを選ぶ3つの理由は何か?
6. それらが解決したら、ターゲットはどんな未来が待っているか?

最初は箇条書きでも構わないので、上記6つの質問に対してその答えを書き出してみてください。

「ミッション6段構え」ができたら、それらを1分以内(300文字)で説明できるような長さの文章に作成しましょう。

人は長々説明を聞きたくないものです。
短く、簡潔に、魅力的に自社が存在する理由を説明できるようにしておきましょう。

ある時代のシリコンバレーでは、エレベータ内で一緒になった1分程度の立ち話で、百万ドル単位の投資が決まったといいます。

ですから1分間という短い時間で自社の魅力を語れることが成功要因の一つなのです。
これを「エレベータピッチ」と呼ばれるようになりました。

成功している会社は、「自社を1分間で説明して魅力できる」ということです。
これができれば自社を説明するすべての媒体で使えます。

また、このエレベータピッチは全社員に配布して自社の説明をする時に使ってもらって下さい。
あなたの会社がどういう会社で、どこに存在意義があるのかを簡潔に理解してもらいやすくなります。

実は、これを営業マンに持たせて営業の前に必ず説明させるようにすると不思議と営業成績があがるという話を聞いたことがあります。
ですから、営業ツールとしても活用できるのです。

スローガンのつくり方

ミッション10

エレベータピッチが出来たら、それぞれの媒体でミッションを伝えるようにしてください。

● 名刺
● ホームページ
● フェイスブック
● パンフレット

ミッションを展開していく時に気をつけなければいけないのは、表現の仕方です。
表現によって伝わり方も大きく変わりますので注意しましょう。

より効果的にミッションの表現にしていくときに大切なのは、次の2つです。

● 記憶に残るか?
● 誰かに話したくなるか?

こういった表現になるように、次の4つの項目をチェックしてみてください。

1. 違いは明確か?
2. 短いか?
3. わかりやすいか?
4. 社会性があるか?

ここまで来たら最後に1行のスローガン(20文字以内)にまとめます。

ミッションの表現は「ミッション6段構え」→「1分間のエレベータピッチ」→「20文字以内のスローガン」です。

内容が伝わるのであれば、短ければ短いほど記憶に残りやすくなりますし、口コミの波及効果も期待できます。
20文字以内を目標に文章をまとめましょう。

難しければ、自社が「何の専門家なのか」を考えてみることです。
〇〇の専門家」という表現は、顧客から見ても分かりやすい表現の一つで多くの業種で使えます。

そしてミッションの表現の最終段階は”アイコン化”です。
ロゴマークはスローガンよりもさらに短く「1秒で何屋かわかる」ことがポイントです。

まとめ

近年は、フェイスブックやブログなどのSNSが普及し、誰でも自由に情報を発信することができるようになりました。

だからこそ、たくさんの情報があふれる中でターゲットに情報を届けるためにエッジのきいた一言で、メッセージを伝える必要があるのです。
ミッションはあなたの理想の顧客に「私の欲しかった商品」と発見してもらうためにあります。

自分が本当は何をしたいのか、いろいろな質問に答えながら、本当に欲している何かを発見してみてください。
それができたら1分以内(300文字)で説明できるような長さの文章にしてみるのです。

最終的には1行で伝えられる20文字以内のスローガンです。
短ければ短いほど記憶に残ります。

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