日本の歴史から学ぶ、日本人の精神性

インバウンド旋風!北海道・歌登と岐阜・飛騨市に学ぶ、訪日外国人客の誘致方法

日経MJ

加納聖士です。

2015年6月10日に日経MJの一面に恒例の2015年上期ヒット商品番付が発表されました。
東の横綱は「インバウンド旋風」。

インバウンドとは外国人旅行者を自国へ誘致することです。

一層の円安をてこに、1~4月の訪日外国人客は589万人と、前年同期比で140%と新たな旋風が巻き起こっています。

特にお土産類の「爆買い」は圧巻です。
ドラックストアでは青汁などの健康食品、家電量販店ではステンレスボトルや温水洗浄便座などが大量に買われました。

訪日客の1~3月の買い物額は前年同期の200%近い2972億円に達しています。

そこで今回は、地方活性のためのインバウンドビジネスについて2つの成功事例を述べながらその活用法を述べていきたいと思います。

地方こそ、訪日外国人客を積極的に呼び込まなければならない

インバウンド2

日本人が何気なく使っている商品やサービスに価値を見いだし、イチゴ狩りや寒ブリ漁など、郊外や地方を訪れる観光客も増加しています。
つまり地方こそ、訪日外国人客を積極的に呼び込んでいかなければならないのです。

では、外国人観光客に選ばれるために、何が必要なのでしょうか?

それは、シンプルに特化したわかりやすさです。

ダメなパターンは自治体を例にとれば、海の幸、山の幸もあり、温泉もあり、自然もありのすべてです。
このような感じですと、パンフレットで使われている写真も似たような風景ばかりで、地域名を隠して並べてみると、どれがどの地のものか、日本人にもわからないものです。

● 立山はひたすら雪の壁
● ニセコはパウダースノー
● 長野の地獄谷はスノーモンキー

このように、シンプルに特化してわかりやすく伝えることです。
これはすべての商売に当てはまりますね。

ブランドとは、自分が何者かわかっていること。
さらに言うと、何を伝え、何を伝えないかわかっている、ということです。

外国人観光客は強力なメディアである

世界中でフェースブックをはじめとするSNSの力が拡大しています。

タイ

その中でもタイは、他の国よりもSNSの活用が進んでいます。

タイでは、フェースブックだけでなく、LINE、そしてInstagram(インスタグラム)が非常に人気です。
そしてタイ人に特に顕著なのが口コミやSNSの広がりです。

自分の周りの人たちが日本旅行中にアップする写真や情報は、次回自身が旅行する際の訪問先になり得る可能性が高いのです。

インバウンド1

是非その手を生かしてください。

おそらく、皆さんもSNSの重要性は理解していると思います。

ただ、そうは言っても、外国人旅行客は強力なメディアであるというレベルまで踏み込んで、彼ら自身をメディアとして捉えている方は少ないのではないでしょうか

タイ人が体験したい日本をすべて用意する

空港や有名観光地からほど遠く、地域に観光資源もない北海道の小さな町のホテルに、タイ人観光客が押し寄せている事実を知っていますか?

そのホテルの名は、「うたのぼりグリーンパークホテル」です。

うたのぼり3

このホテルが打った施策を一言でいえば、“タイ人が体験したい日本をすべて用意したことです。

うたのぼりグリーンホテルのある町は北海道の北端近くに位置する枝幸町歌登です。

うたのぼり5

札幌から280キロ以上、新千歳空港からも300キロも離れている場所です。

ちなみに東京から350キロ圏内といえば、仙台、名古屋、新潟となりますので、その距離がいかほどかわかるかと思います。

1989年に町営で開業した「うたのぼりグリーンパークホテル」も大きな赤字を抱え、2007年より再建に着手しました。
白羽の矢が立ったのがホテルコンサルタントをしていた河野裕喜さんです。
総支配人として就任しました。

河野さんは日本人を集客することは最初から捨て、タイ人の旅行者を連れてくるためには、どのようにしたらいいのか考えました。

うたのぼりタイの旅行会社に、どのようなリクエストに応えると彼らを札幌からバスで3時間半もかかる場所連れてくることができるか研究したのです。

もちろん近隣に観光地がないため、その舞台となるのはホテルそのものという条件です。

タイ側から強く求められたのは、日本の文化を体験したいということでした。
そこで日本のお祭りをテーマにイベントを組み立てることにしました。

タイ人旅行者には浴衣を着ていただき、寿司握り、餅つき、かまくら、和太鼓、茶道教室、流しそうめん、ソリ滑り、鹿ウッチ、たこ焼き作り、日の出ウォッチ、大福作り、雪像作り、鮭の解体ショー、生花など35のプログラムを体験できるようにしたのです。

うたのぼり2

うたのぼり1

この体験型イベントはすべて『歌登の・北海道の』といったものではありません。

宴会場も屋台風の作り込みをしますので、日本人にとっては違和感が多いかと思います。
しかし、これがタイ人が望む『日本の文化』なのです。

このイベント型の企画はヒットしました。

同ホテルへ訪れたタイ人旅行者数は、誘致初年となる2010年で283人、2011年は424人、2012年は621人、2013年は1312人だと言います。
法務省によると、2013年の訪日タイ人は44万人で前年比で77%も増えています。

今後は同ホテルは「台湾」からの旅行者をターゲットにしたツアー企画に取り組むと言います。
もちろん台湾に特化させ、タイとは異なる内容を考案して呼び込む計画です。

岐阜県飛騨市にある外国人観光客満足度100%の体験型プログラム

皆さん知っていますか?

外国人観光客満足度100%の体験型プログラムがあることを・・・

このツアーは岐阜県飛騨市にある「サイクリングツアー」です。
こんな日本の田舎に年間1500人近い外国人がやってきます。

飛騨里山サイクリングに参加する外国人の95%は欧州・米国・オセアニアから訪れた旅行者です。

飛騨里山サイクリング2

彼らの旅行スタイルは個人単位でゆったりとした期間を過ごすことが目的なので、サイクリングもスローペースで半日、一日とじっくり時間をかけて楽しみます。

このサイクリングは、季節ごとの農村の美しさを感じるだけでなく、経験を積んだガイドが里山に広がる文化や歴史を丁寧に説明します。

飛騨里山サイクリング3

時に地元の人から気安く声をかけられ、また時には自宅に招かれてお茶をごちそうになるケースもあるそうです。

そんな体験を通して自然のみならず人ともふれあうことで飛騨古川のライフスタイルを実感できる。
それが「飛騨里山サイクリング」の付加価値です。

飛騨里山サイクリング4

そしてこのツアーを参加した外国人旅行者は異口同音に賛辞を示し、彼らのクチコミにより、世界屈指の旅行クチコミ・サイト「トリップアドバイザーから
満足度99%と高評価を得ています。

数多くのコメントの中で共通する点は

・日本の田舎を体験できてよかった
・スタッフのホスピタリティがよかった

この2点に尽きます。

またこのツアーの利用者は50%が外国人ですが、残りの50%は東京・大阪・名古屋など都市部から訪れる日本人女性客です。
彼女たちはみな飛騨の人たちのスローな暮らしがとても魅力的だ」と感想を述べています。

つまり外国人旅行客や日本人女性客からの高い満足を得ている理由は、このツアーは自転車で観光地を巡るようなものではなく、地元の人々が暮らしている空間にそっとお邪魔するという体験なのです。

飛騨里山サイクリング1

ありのままの自然・・・
地元の人たちとのふれあい・・・

最高のコンテンツは、ありのままの「自然」と「人」ということなんですね。

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